読み聞かせボランティア 顔合わせ&おすすめ本

26年度の読みボラもスタートしました。
第一回定例会は自己紹介とおすすめ本の紹介です。
皆さん本にはとっても思い入れが詰まっているので、それぞれの紹介では実に熱く熱〜く語ってくださいました。

その熱い思い、どこまでここで再現できるか非常に心許ないのですが、更年期を跳ね除ける勢いで脳細胞活性化させて思い出してここに書いていきますね!がんばれ私!!

ということでトップバッターは Iさん。

グレート・ギャツビースコット・フィッツジェラルド(作)・村上春樹(訳)
ハルキ・ムラカミの名訳、ディカプリオ主演映画でも話題となりました。
破壊的な人生を歩む主人公。相反する願望と、それがために破綻した性格の(というか逆かな、性格がアレだから人生がソレだとか?)主人公の周りでうずまく、夢金恋女華麗成功富嫉妬挫折などなど。ドロドロ系セレブリティドラマにありがちな真逆キーワード満載の決して後味の良いとはいえないアメリカ的小説代表作です。
フィッツジェラルドの原文が名文で、村上春樹が名訳ということで、一押しだそうです。
グレート・ギャツビー (村上春樹翻訳ライブラリー)

「歳月」茨木のり子 
亡くなったご主人への想いがつまった詩集。静かにひたひたと迫る激情、という不思議な表現をしたくなるような、熱を秘めた言葉の数々です。
他人にはうかがい知れない夫婦の中のことですが、何かしんみりと感じ入り、またはどっぷり反省を促されるような詩の数々だと思います。個人的に(笑)

歳月

「おんなのことば」茨木のり子
Iさんは、この詩集をよく持ち歩いているそうです。なんか素敵。大正のお嬢様(もちろん女学院。ハイカラさんスタイルです)が、抱えて持っている雰囲気ですね〜。
有名な「自分の感受性くらい」や「わたしが一番きれいだったとき」が入ったアンソロジー詩集。Iさんは折に触れこの本に立ち返り、心の保湿をするそうです。
家事だの夫だの育児だの他の人間関係だので、気持ちが疲れて行き詰ることありますもんね。わかる、わかるよ〜!そこで好きな本・好きな詩で、ちゃんと栄養補給してリカバリーできるなんて、素敵ですね。さすが大正浪漫女学生!違うか。
おんなのことば (童話屋の詩文庫)