おすすめ本 Hさんから

「みみずのカーロ シェーファー先生の自然の学校」 今泉みね子(著)
みみずのカーロ―シェーファー先生の自然の学校

さっそく借りて読んでみました!
子ども向けにわかりやすく書かれた環境問題の本です。
小平市の図書館では2000年に、5・6年生対象おすすめ本になっています。
カーロと名づけたみみずの生態を観察するうちに、生活に不要なものがゴミなのではなく、土に還らないものがゴミであると理解するまでを、ヒントを与えつつ見守るシェーファー校長先生。最初は机に向かう勉強ではなく、生き物や自然の観察に重点をおいたシェーファー先生を「けしからん」と感じていた保護者たちも、子どもたちに協力したり(まきこまれたり)するうちに積極的に関わるようになり、それらが草の根運動のように広まっていきます。その後もこの学校は子どもたちが主体的に生きていくために大切な「生きる力」を動植物・環境を軸に育む取り組みをしていきます。自分でジャガイモを育てたり、ミツバチの世話をしたり、観光ガイド(話し方や歴史をちゃんと学びます)をして、人の役にも立てる、自分も生きていけるように。
これぞ総合的な学習だと思いました。

「特急おべんとう号」岡田よしたか
特急おべんとう号 (福音館創作童話シリーズ)
ただいま図書館にリクエスト中・・・待ち遠しいです!
Hさんのお子さんたちはそれはそれは大大大好きな絵本だそうで。
タイトルだけでもそそられませんか?(笑)食べ物系は、子どもたちのハートをぎゅっと
鷲づかみですよね〜。大人もですが(笑)本能にダイレクトパンチ!
この絵本、3話構成の創作童話集になってます。
1話目が「全日本おべんとうマラソン」で、ご飯やおかず達が一斉にスタート!お弁当にかならず入れられるであろう卵料理三兄弟(ゆで・目玉・焼き)の熾烈な順位争いやら、納豆はねばねばして走りづらそうだの(って、そもそも納豆がお弁当に向くのか?ていう疑問もまた楽しい)が、ダイナミックな絵で表されているとか・・・これはかなり楽しいぞ!きっとおかず達のそれぞれの特徴を愉快に生かした愉快なお話なんでしょうね。