おすすめ本 また別のMさんより

ボランティアさんには、HさんやMさんが多いのね(笑)

さて、このMさんのおすすめは

三国志吉川英治 
三国志(1) (吉川英治歴史時代文庫) [ 吉川英治 ]

言わずと知れた中国歴史小説の代表作ですね。
ベストセラーでもあり、ロングセラーでもある、そのわけは。
Mさんいわく、「面白い!」の一言に尽きるのだそうです。
いわゆる「国盗り物語」です。実に様々なキャラクターが登場し(そりゃゲームに起こせばまた流行るってもので笑)しかも人数が多っ!覚えきれない!(笑)しかし魅力的なキャラクターに加え、乱世の中で繰り広げられる策略・謀略・友情・愛憎・駆け引きなどなど、大河ロマン必須要素盛りだくさんなので、夢中になって読めるとのこと。
三国志は、いろんな人が書いてますが、はじめの一歩は吉川さんが一押しだそうです。
・・・漢字にくじけず頑張って読んでみようかな(笑)

もういっちょ。
「世界文学全集」より「精霊たちの家」池澤夏樹個人編集
精霊たちの家 (池澤夏樹=個人編集 世界文学全集 2-7)

「普段は中々手に取らないようなジャンルを」と思う方には特におすすめです、とMさん。
私も、池澤夏樹という作家は名前だけは知っていましたが、日本文学はもとより、世界文学も、ロシア・ヨーロッパ・アフリカ、そしてラテンアメリカなどなど、各国の文学を個人的に編集し出版されていたとは知りませんでした。
力強く重厚な文体、高い精神性、三世代にわたる一家の歴史の背景に驚異と幻想に満ちた世界。不思議な力を持つ美少女クラーラと人魚のように美しい姉ローサ。このローサが毒殺されるところから物語は始まります。
美しい姉妹と謎に満ちた館・・・もうこれだけでゾクゾクしてきますね!
幻想と現実が絶妙に交わり、読者をぐいぐい引き込む、実に吸引力のある物語だそうです。
さ、図書館にリクエストしよっと。