おすすめ本 (2)

続きまして 4年生保護者の Kさんです。
 
しゃばけ」 畠中恵 著
 
江戸の大店の若旦那、一太郎(超病弱で元気でいることより臥せっていることのほうが多そう)が
彼を取り巻く妖怪たちとともに事件を解決していく、あやかしワールドと江戸人情もののコラボレーション。
 
この「しゃばけ」というタイトルは「娑婆っ気」から来ています。
シリーズがたくさん刊行され、人気もあり、フジテレビでも実写版で放映されましたね。
 
今回Kさんはこのしゃばけシリーズのガイドブックをもってきて紹介くださいました。
やはり大人でも「あやかし」=怪、妖怪などの意 には引き込まれますね〜。
しかもでてくる妖怪たちのキャラクターが魅力的で、人間と同じように情にもろかったり
お菓子が好きだったり、遊び好きだったり、やたらと心配性かと思えば、ぞっとするような
冷酷さももちあわせていたり、と。多種多様な妖怪がシリーズ中にたくさん登場します。
コミカルタッチであったり、シビアな一面もあったり。
その妖怪たちが主人公の一太郎をそれとなく助け(だいたいスパイ役)
死にかけることが趣味かと思うほどの体力の無い彼も、その分ハイクオリティな頭脳で
難題を切り抜けていくさまが面白く読めます。
 
Kさん、ガイドブックを買うほどにお気に入りみたい。
こちらの正式名称は「しゃばけ読本」です。
カラーページもふんだんに盛り込んであり、挿絵もほのぼのとしたやわらかいタッチ
なので、「よ、妖怪の絵って?」と引くこともなく安心して楽しめますよ。