おすすめ本 (6)

お次は、6年生保護者の Yさん。
 
ハチドリのひとしずく」 辻 信一監修 光文社
南米アンデスに古くから伝わるお話です。
森が燃え、森の生き物達はわれ先にと逃げていくのに
クリキンディという名のハチドリだけはその小さなくちばしで
水を一滴ずつ運んでは燃え盛る火の上に落としているのです。
何度も何度もいったりきたりして。
 
「私は、私にできることをしているだけ」
 
非常に短いお話をさらに要約しました。
ハチドリの生き様、このお話の伝えたいことは
短いながら、だからこそよりいっそうシンプルにストレートに胸を打ちます。
 
ハチドリは体長およそ10センチほどの小さな鳥。
小さなハチドリの小さなくちばしで運ばれる水はどれほどのものでしょう。
けれどどんなに小さなことでも、小さなものでも
はじまりがなければ変化はありません。
 
地球環境をテーマに取り扱ったこの本は
お話の後に、坂本龍一さん、C.W.ニコルさん他、有名人のコメントが
たくさん掲載されているそうです。
皆さん感銘を受けて、「私達にできること」をメッセージとして書いてます。
 
Yさんは
「まさにいま私達が取り組んでいるボランティアにつながっている。
 小さなことでもできることをしていく大切さを改めて考えさせてくれる本」として
紹介してくれました。