おすすめ本 Nさんから

「おたすけこびと」文:なかがわちひろ 絵:コヨセ・ジュンジ
おたすけこびと

うっかり洗い物を流しにおいたまま赤ちゃんの寝かしつけをしてそのまま一緒にねむってしまった・・・なんてこと、ありませんでしたか?朝起きて「しまったー!!」ってね。
「ああ、みんな寝静まった真夜中にこびとさんたちが片付けてくれていたらなあ」と何度も思いましたっけ。そういうときにファンタジーの世界に心が飛んでゆきますよね〜。
そんなお話です!
冗談です、ちょっと違います。

この本には、大勢の小人さんたちと一緒に「働く車」がたくさん登場します。
ブルドーザーやミキサー車、ショベルカーなどなど。いわゆる「黄色い重機」が大活躍。
小人さんたちがこの数々の重機(メルヘンの世界にはちょっとそぐわない気がするけれど笑)を駆使して、見事なチームワークで素晴らしい仕事をします。
Nさん宅のじいじは、この絵本の世界に入り込んだかのような、臨場感あふれる読み聞かせをお孫さんにしているとか・・・いいなー!朝の読み聞かせにぜひいらしてほしいです!

「ちびゴリラのちびちび」作・絵 ルース・ボーンスタイン 訳:岩田みみ
ちびゴリラのちびちび

「これはうちの子だ!」と、Nさん。
そして「こんなふうに愛される子になってほしい」とも。
ジャングルに生まれた赤ちゃんゴリラのちびちび。お父さんお母さんはもちろんのこと、周囲の動物たちもちびちびだ大好き。みんなに見守れらながら成長するちびちびの姿が、温もりのあるタッチの絵で描かれた素敵な絵本です。

この絵本を読むと、子どもたちを抱きしめたくなります。いつも心で抱きしめているつもりですが、やっぱりやっぱり、ぎゅうっと抱きしめて「大好きだよ」と言葉に出して伝えたくなります。子どもには「まるごと愛されている」という絶対的な安心感が何よりも必要と思います。
これは親子の情愛の温かさを呼び覚ましてくれる本です。
・・・叱りすぎた後とか(笑)