「絵本で旅するアメリカ」 スキルアップ講座

11月27日木曜日に図書ボランティアスキルアップ講座を開きました。

安野光雅作 
「旅の絵本」アメリカ編 を読み解く、というものです。
旅の絵本4 (安野光雅の絵本)

講師の渡辺房江さんは、旅の絵本シリーズの講座を17年に渡り担当しているそうです。
アメリカ編・イギリス編・スペイン編・イタリア編、何シリーズも出ています。
それらのページを開くたびに隠された名画名所旧跡名作などの、さまざまな一場面を見つけるたびに積み重ねてきた知識の引き出しがたくさんあるわけですね。
そしてさらに探し続ける渡辺さん。
「・・・どこか引っかかるわ」
「何か意味がありそうな・・・?」
などなど、渡辺さんのアンテナに少しでも触れたものは、常に頭の片隅に置くそうです。
図書館業務中、きっと何かが渡辺さんにその本を開かせたのでしょう。配架の際に何気なく開いたページに、大事に置いておいたその「何か」を見つけた時の驚きと喜び。
安野さんはきっと、読者がそういった喜びを見つけられるように謎を隠して絵を描いたのでしょうね。

アメリカを象徴する建物、一世を風靡した俳優・女優たち。アメリカ人なら誰でも知っている絵や本。ひとりの旅人の目を通して描かれたさまざまな場面・風景の中に、それらは息づき、
発見されることを待っているようです。

旅の絵本シリーズは欧米以外にも、中国や、日本の懐かしい情景もシリーズ化されています。
まだまだ楽しみが残っているっていいですね。

さてさて、アメリカ編の「セントラル・パーク」のページには合計27匹の動物たちが隠し絵となっているそうですよ。世話人Kはがんばっても12匹くらいでした〜(笑)
皆さんはいかがでしたか?

一度コピーして、見つけた動物の輪郭を縁取りしていくとわかりやすいかもしれませんね。
冬休みにお子さんと楽しめそうですよ。